2007年6月8日金曜日

名前を知る

博士です。

「川をめぐる旅」って言えば川の流れに従って源流から河口へと下ることを考えますよね。当初の計画でも「上流から下流へ」って ことになっていました。ところが前日にボクは下流域でお酒を飲んで遅くなっちゃって家へ帰れなくなって、下流域にあるふくちゃんの家に泊まらせてもらいま した。翌日は電車で2時間近くもかかる上流にまで行く気力なんてなく、初っぱなからの計画変更。(ふくちゃんスマン!こりゃ先が思いやられるな・・・)い やいや、河口から源流域へ遡上する魚的な旅も乙なものですよ、ウン。

多摩川河口で見た「コアジサシ」のこと。
アジサシは空中のホ バリングとそこから急降下のダイビングで魚を捕らえる姿が特徴的です。それを見た時は漠然と「あ。アジサシがいる」って思いました。けど何アジサシか知ら なかったからテキトーに「オオアジサシ〜」って呼びかけてみました。でもなんか判然としないしこれじゃ相手に対して失礼だ。で図鑑で調べてみると実は「オ オ」ではなく「コ」でした。
「相手の名前を知る」
単純そうだけど奥が深い。
人から「あなた」とか「キミ」とか言われるよりは名前で呼ばれる方が気持ちがよい。呼ぶ方も他人の枠から引き離して区別できるようになって親しみが湧く。
こうして一歩コアジサシ君とお近づきになれた気がしました。そしてもっとコアジサシについて知りたくなりました。
それじゃあ、別の「オオアジサシ」って一体どんな奴?
まだ見ぬオオアジサシとの出会いもこれでさらに楽しみになりました。

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