こんにちわ。ふくちゃんです。
博士から、「図鑑調べたんだけど、死んだ魚はマルタウグイじゃない?」との報告ありました。うん、そうかも!さんきゅう博士。僕たちがみた死体は、産卵後に川岸に打ち上げられてたものかな…。
博士の「名前を知る」は感慨深い話だす。
自然観察の鉄則は、
1.見えている(誰にでも)
2.見る
3.じっとよく見る
4.見えてくる=気づく・わかる=発見の喜び
なんだけど、まぁよく言われるのは名前にこだわりすぎて、「この木何の木?病」観察になっては、本来の自然観察ではなくなってしまう恐れがあるんよね。
でも、博士の観点、「名前を知る=親しくなる、お近づきになる」、名前はお付き合いの結果ってのはいいね!勉強になる~
ということで、いよいよ、(誰も待ってない!)右岸編です。
河口最後の超近代的な橋、大師橋を渡りいよいよ右岸に。でも、もうちょいと脱線。
多摩川河口は、川を挟んで北側(左岸)が東京都大田区、南側(右岸)が川崎市川崎区です。この河口や下流部は六郷川とも呼ばれるそうです。大師橋より下流の東京側は、ほとんどコンクリートで護岸されています。僕たちが左岸で降りたところも、岸は護岸されてました(う、護岸、岸を護る?護ってるつもりで、何かを犠牲にしてるぜよ)。一方、川崎市側の右岸は、コンクリートで固められていない所や、アシが生い茂る所があります。護岸という生態系における人間本位の言葉に、何だかなぁです。
河口に向かってしばらく土手を歩くと、干潟に降りられるポイントが出現。早速降りました。いるわいるわ生きものくんたち!
博士:「カニやぁ。いっぱいおるぅ」
僕:「えっマジ!ほんまや」
博士:「さっきのと違う、小さいのいっぱいおるぅ」
僕、すかさず図鑑で調べる。
僕:「チゴガニかコメツキガニみたいやで。大きいのがチゴガニで、小さいのがコメツキガニ。穴の周りに小さな砂団子があるのがコメツキガニ。」
ふふ、我ながら分析ばっちしと思ってたら、博士、聞いてない。
博士:「このカニ踊ってるで(ニコニコ顔で)、シンクロしてるし。」
何!おお!
僕:「踊ってるぅ。」
これが、超かわいい!の。
チゴガニダンス(動画)
この予想外のダンスに、しばらく二人でうっとりしてました。
それから干潟の水辺に鳥発見、カモ類。
博士:「何やろうあれ」
僕:「キンクロハジロかスズガモやね」
この2種のカモは、遠めでみていると見分け難いので、もう少し近づいて見る。後頭部に冠羽があるかないかが見分けのポイント。なかったのでスズガモと断定。3から4羽くらいいた。気持ちよさそうにぷらぷら泳いでた。
川の中州に、カモメ大の鳥発見。こいつ、左岸からも見えてたけど、何かわからなかったやつ。もう一度双眼鏡を覗き込む。でも、また微妙に遠くてわからん。大きさは?嘴の色は?体の色は?足は?とやるが、なかなか特定できなかった。とくに羽の部分が斑紋だらけ、どうも若鳥のようで、これが図鑑で特定するのが難しかった。で、疲れたので、とりあえずシロカモメにしとこうということで決着。違うかったらごめんねカモメちゃん。
あと、川に浮くペットボトルにちょこんととまるコアジサシも印象的でした。
干潟を歩いていると、ときどきプチプチ音がなる。カニを踏んでたんだろうな…
[4]につづく。
たぶん、[4]で最終回。
内容は「博士カニに噛まれる、再度”オオ”か”コ”か論争」
お楽しみに。
2007年6月13日水曜日
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